100万本のバラの花

100万本のバラの花

加藤登紀子サンの曲に「百万本のバラ」という曲があります。
とてもステキな曲です。ご存知の方いらっしゃいますでしょうか。
とても悲しい物語なのですが、では、愛する人にバラの花を百万本贈ってみましょう。

ヤフーのショッピングサイトで”バラ”と検索してみると、「年齢の数だけ、バラを贈る・・・ バラを1本105円でお好きな数だけどうぞ!」というショップがありました。
年齢の数ですって?そんな何十本ももらってもうれしないわー!!
と、心の中でちょっとだけ思ってしまいましたが、とにかく、贈り物向けのバラが、105円という手の届きやすいお値段で売られていることがわかりました。
色は赤がいいかな。
そのお店には、送料は本州と四国が750円、九州と北海道は980円と書いてありました。この送料で100兆円分運んでもらえるかどうかわからないですが・・・。
100兆円で、952380952380.95238095238095238095.....これまた美しい循環小数。9523億本ほど、送ることができそうです。
窓を開けたら9523億本の赤いバラの花が広場一面に・・・まるで血の海です。

女優は家から出られなくなってしまいました。

では、100兆円で、100万本のバラの花束をいくつ送ることができるでしょう。100万本じゃ束にはならないか。
105円のバラの花を100万本で105000000円。本州のどこかに送るとして送料込みで105000750円。1億飛んで500万750円
およそ952374人の女性に、100万本のバラの花を送ることができます。
数打ちゃ当たるという方にお薦めです。

しかし、気をつけてください。
952374人の女性に100万本のバラの花を送って、うっとりさせることができたとしても、バラの花にはトゲがあります。
バラ1本に20本のトゲがあるとすると、19兆本ものトゲを送ることになります。

愛情の安売りをして人の気持ちを踏みにじるようなことを繰り返さないよう、くれぐれも気をつけて・・・。

2001年2月作成 2008年11月加筆